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イ 消費支出の費目別割合の変化
2010年における全世帯平均の消費支出(仕送り金を除く)に占める費目別割合をみると、1995年に比べて旅行などの教養娯楽費、住居費、光熱・水道費、自動車関係費の割合が上昇するとみられる(表1−2−2参照)。
一方、食料費や被服及び履物費の割合が低下する。

 

表1−2−2 2010年までの消費支出の費目別割合の変化

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なお、上記の表の費目別割合は、仙台市の詳細なデータがないため、全国平均の値を基に変化の方向性を推計したものである。したがって、仙台市の実際の費目別割合とはやや異なるものと考えられるので、その点に注意する必要がある。
(2)推計手順
ア 世帯を6つに区分
人口の高齢化による消費の変化を的確にとらえるため、世帯を世帯人員、世帯主の年齢及び性別により次の6区分に分け、それぞれの区分の1世帯当たり1か月間の平均消費支出額及びその内訳については、家計調査及び単身世帯収支調査(総務庁)の1995年全国平均結果を用いることとする。
なお、推計する消費支出は、上記の調査結果の「消費支出」から他の世帯への移転的な支出である「仕送り金」を除いた支出とする。
1995年・全国平均 平均消費支出額(円)
○世帯員が2人以上の世帯
<1>世帯主の年齢が60歳未満 335,965
<2>世帯主の年齢が60歳以上 277,257
○単独世帯
<3>男性で年齢が60歳未満 206,347
<4>男性で年齢が60歳以上 164,867
<5>女性で年齢が60歳未満 182,550
<6>女性で年齢が60歳以上 146,842
注:平均消費支出額は仕送り金を除く

 

 

 

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